一級建築士事務所 株式会社ビーゴーイング






 実績事例


■大倉山ジャンプ競技場
  運営本部棟・ミュージアム棟・スタートハウス棟・エスカレーター棟


建物全景


住所:札幌市中央区宮の森1274番地
構造:S造+RC造、地下1階、地上4階
当社業務:空調・衛生設備の設計、積算、監理 設備概要


■空調設備・冷暖房設備・融雪設備
(ミュージアム棟)
 吸収式冷温水発生機(100USRt)×2基
 真空式温水ヒーター(400,000Kcal/h)×1基
 展示室系統〜全熱交換器組込型空調機×3組(総風量〜87,200m3/h)
 管理室・ホール系統〜外調機(2組)+FCU(33台)(総風量〜8,500m3/h)
(運営本部)
 中央操作盤からFF式温風暖房機(43台)の遠方操作暖房
(スタートハウス棟)
 ヒートポンプエアコンによる冷暖房
(エスカレーター棟)
 温水ボイラー(31,000Kcal/h)×3台+パネルヒーターによる補助暖房
(融雪設備)
 アプローチ階段・通路部分及びエスカレーター棟アプローチ部分の温水融雪

■給油設備
(ミュージアム・運営本部棟)
 屋内オイルタンク(10,000リットル)×1基〜灯油用
(エスカレーター棟)
 屋内オイルタンク(2,000リットル)×1基〜灯油用

■換気設備
(運営本部棟)
 天吊型全熱交換器による局所換気

■排煙設備
(ミュージアム棟)
 展示室等の24区画の機械排煙(排煙量〜28,000m3/h)

■自動制御設備
(ミュージアム棟)
 中央監視装置(200点)により、発停・監視・データ管理記録制御機器は電気式及びデジタル式

■給水設備
 市上水道本管より引き込み(75φ)
 飲用受水槽〜FRP製、2槽式、容量12m3
 雑用受水槽〜躯体水槽、容量30m3
 加圧給水装置(インバーター制御方式)〜飲用(230リットル/min)、雑用(540リットル/min)

■排水設備
 建物内汚水・雑排水・雨水・分流方式
 屋外汚水・雨水分流方式
 汚水〜市下水道公設桝、雨水〜敷地内雨水桝へ放流

■給湯設備
 飲用・雑用共電気湯沸器による局所式

■消火設備
 スプリンクラー設備(湿式閉鎖型〜8個同時、放水型〜3個同時)〜1,900リットル/min
(展示室〜予作動式、運営本部棟〜不凍液回路)
 粉末消火設備〜運営本部棟オイルタンク室

■噴水設備
 ブレーキングトラック隣接人工池にろ過装置(砂式・27m3)を兼ね噴水(直射・放射・キャンド
ル・クローバシック噴水)を設置


■融雪槽設備
 運営本部棟除雪用融雪槽(10m3/h)×2基を設置

■エレベーター設備
(ミュージアム棟)
 EV-2系統〜乗用(車椅子)900kg(13名)45m/min、3停止、1,600×1350
 EV-3系統〜乗用(車椅子)900kg(13名)45m/min、3停止、1,600×1350
 EV-4系統〜乗用(車椅子)1,600kg(13名)60m/min、2停止、1,600×1500
(運営本部棟)
 EV-1号機〜乗用(車椅子)900kg(13名)45m/min、5停止、1,600×1350

■エスカレーター設備
 A1(昇方向)〜800形(準屋外形)6,000人/h、30m/min、30度、階高=20m
 A2(降方向)〜1,200形(準屋外形)9,000人/h、30m/min、30度、階高=20m


展示室
 大倉山ジャンプ場は、オリンピック札幌大会開催の意義を継承し、数多くの国際大会を開催するなど、世界に誇れる競技機能・観戦機能を備えたウィンタースポーツの振興を担う施設です。恵まれた札幌の自然環境を背景にした立地条件を生かすため、親自然を設計コンセプトに盛り込んでいます。
 ウィンターミュージアムでは歴史的に貴重な市民共有財産を、良好な状態で保存すため、信頼性のある設備システムを構築することが課題となりました。
 また、一般市民・国内外の観光客・競技関係者など不特定多数の利用者が見込まれるため、簡明で効果的な防災設備を設置、身障者対策にも十分な配慮がなされています。
         (担当者:石田昭則)

大倉山ジャンプ競技場(札幌振興公社)ホームページのご案内:

http://www.sapporo-dc.co.jp/index.html