円山動物園ゾウ舎
施設データ
- 建設地
- 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1
- 用途
- 動物の飼育・展示(ゾウ:4頭)
- 延床面積
- 屋外放飼場 3,000m²/屋内放飼場 3,740m²
- 構造
- 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
- 階数
- 地下1階/地上2階
実績詳細
基本方針
動物の福祉を考え、ゾウが生き生きと暮らせる施設空間を目指しました。
屋内放飼場
- 空調は主に全空気方式とし、局所に温水パネルヒーターとガス遠赤外線暖房機を設置し、ゾウが好きな温度帯を選べるように工夫しました。
- 高天井である放飼場の上部に溜る暖気を吹き降ろし、室内空気を循環する『ディリベント方式』を採用しました。
- ゾウの水浴びと床砂の散水用として天井に散水ノズルを多数設置してあります。
屋内放飼場プール
ゾウの水浴びしているところを観察できるようにプール内の糞・給飼残渣・砂を沈殿槽、前処理槽で除去し、1日に数十回プール水が入れ替わる急速ろ過循環システムを採用し、プール水の透明度を維持しています。
ろ過器逆洗水を再利用するシステムにより使用水量の低減を図っています。